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【無差別殺人テロ】社会に愛がないこと、自己中で落ち込みブチ切れる心【感染する心の病理】 ニュース記事に関連したブログ

2008/06/11 15:49

 

 アメリカは個人主義で自己責任、競争社会で敗者には厳しく孤独な社会だ。(無論、地域差は無限大だが)それだけに、それを補完するキリスト教など、「愛」のコミュニティー(教会組織)が発達している。社会が非情なので、避難場所もしっかりしていて逃げ込んで来る者を受け入れるシステムがある。(無論十分ではない。)深刻な病気があるから白血球や抗体も増えるのだ。光と闇が交錯し、地獄と天国が並存し衝突し拮抗する社会と言えば大げさかもしれないが、そういう言葉が出てくる。

  銃乱射事件はアメリカの特産品のようなものだが、日本でも銃(乱射)こそなけれ包丁やナイフで刺し逃げ、又はめった切りという事件がしばしば起こるようになってきた。その犯人達の素顔には往々けっこう似たものがある。

 成功の絶頂で無差別テロということはまずない。(そういう人の犯罪はもっと利口で保身的なものだろう。)通り魔殺人犯はなんらかの仕方で人生につまずき、人間不信に陥り、家族や友人を疎外し、疎外され、孤独になっていくようだ。表面的には「優秀」な、「おとなしい」人が多い。しかし、内面は荒れ、すさんでいる。心には怒りや恨みが巣食い、不安にむしばまれている。幸福な人々に対する嫉み、冷たくされた相手に対するうらみが凄まじい。

「ものすごい不安とか、お前らにはわからないだろうな。」(犯人) 被害者の気持ちを慮ることはないが、自分の気持ちをわかってくれないと恨み、仕返しに殺意をたぎらせる。おれがこうしたら驚くだろうな。いい気味だ。やってやる。必ずやってやる。

イラツク、頭にくる。何だと?キレたぞ。もうオレには何も無いんだ。知るものか。おまえらのせいだ。オレの苦しみをわからせてやる。世間をあっと言わせてやる。世間にオレを認めさせてやるんだ。もう遅い。お前らには止められないんだ。ーこうして犯人は犯行に至る。

  これが悪魔の正体だ、と言えばいえる。こういう暗い、おぞましい情念にとりつかれた「危険な人物」は、今の社会では放置される場合が多い。本人たちも、どこでどうすればこの「悪魔の思想」から逃れられるか知らないのだ。犯罪を犯していなければ刑務所にも少年院にも入れない。犯してからでは遅い。

 日本には、このような「危険人物」が逃れる心のセーフティーネットがない、というか足りないと思う。言い方を変えると、「危険人物」をつかまえて起爆装置を解除し、火薬を抜くシステムがない。逆に、「危険人物」をつくる温床はあちこちにある。家庭にも、学校にも、職場にも。そして暗い情念は感染する。いじめ、虐待、押し付け、愛の不足、ねたみ、恨み、反発、不満。

 道徳は教えても身につかないと言われる。そうして責任を放棄した親も、教師も、僧侶も、政治家も人を、子供を感動させ教化する力を失った。社会は「尊いもの」を見失い、基本的価値感を喪失し、日本は漂流している。答えは簡単に出せない。私を含め、親も教師も、子供を本当に愛することすら難しい。しかし、我々が人間の尊さ、日本の素晴らしさ、人生の素晴らしさ、神仏の愛や慈悲や導きを教え人を「チェンジ」する力を持たねばこの乱れ爛れた日本人の心の闇に光がさし込み明るい未来がひらけることはないだろう。

カテゴリ: 政治も  > 外交    フォルダ: 随想

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